平成18年9月 射水市定例議会報告


T あらまし

9月定例会は9月7日招集され21日までの会期15日間と定め、議案第101号平成18年度射水市一般会計補正予算(第2号)等会計、条例等の議案20件報告2件(先決処分の承認を求めること「平成18年度射水市水道事業会計補正予算(第1号)」、「平成18年度射水市下水道事業会計補正予算(第1号)」)、認定12件(「平成17年度射水市一般会計歳入歳出決算認定 1件」「平成17年度各特別会計歳入歳出決算認定 11件」)、請願2件「市議会及び各種委員会のケーブルテレビ放映に関する請願書」、「教育基本法の拙速な改定ではなく、国民的な議論を求める意見書採択の請願書」)、諮問1件(人権擁護委員会委員 前川正子氏再任)、議員提出議案1件(「道路特定財源に関する意見書」)が提案され、請願2件は不採択認定12件は継続中の審査としたほかはいずれも原案通り可決いたしました。

U 議会の焦点

1.「市長のタウンミーティング」の市長自身の評価と成果については、現在27地区で実施して地区の要望や市民の生の声、意見を聞くことができ、市政運営に大変参考になっている。まだ実施していない地区も計画どおり開催したい。この市民の要望、意見をまとめ冊子にする。また、射水市総合計画の策定にあたり要望、意見については配慮したい。なお地域審議会については、充分機能するよう配慮、運営していきたい。

2.平成19年度予算編成については国の平成19年度の概算要求予算、概算地方財政計画が発表されており、三位一体の財政改革を受け厳しい予算編成になるであろう。自主財源の確保の為に地域経済振興予算や合併協議での決定事項については優先的に予算措置をするものの、歳出については事業の優先度合い、見直し、補助金等の削減について厳しい対応、処置をせざるを得ないが、射水市民が元気のでる予算編成に苦心したい。特に@安全、安心のまちづくり A少子高齢化対応と人口増加について B明日を担う人づくりの政策に添った予算編成をしたい。

3.コミュニティーバスの運行については、分家市長の公約であり目玉事業である。旧射水郡の実証運行のコースについて発表があり、これで全市が網羅される。10月から実証運行にはいり、全市、全コースの連携等検証しながら新年度の運行に活かしていくとの由。現行運賃との整合性を図る上で、
運賃は変更する。
運賃は1回100円及び200円区間を設定。未就学児無料。一日乗車券なし。
回数券1,000円(12枚綴り)。定期券4,000円(1ヶ月)。
観光特化路線(新港東口から富山ライトレール岩瀬浜駅をバスで接続。土・日・祝のみ運行 1日3便)500円。
※ コミュニティーバスは、今後、交通弱者の足として運賃、乗車券、乗換券、路線ルート等については更なる利便性が発揮されるよう工夫、検討をされたい。

4.今年6月に健康保険法並びに介護保険法が改正されました。診療・医療報酬制度の改正、また要介護・要支援の認定の仕方、制度の改正や各被保険者の保険料、保険者の負担金の改正など医療・介護制度の改正は、当市の高齢者やその対象家族にどの様な影響があるか。高齢者対策と逆行しているのではないか。介護保険制度については、対象者には制度に添い公平に最高のサービス受けられるように努めている。また、高齢者の健康増進運動の推進や予防医学に力点をおいた行政に努める。 

5.
子育て支援と児童虐待防止対策について
電算事務に係わる情報流出と災害での災害弱者の対応・対策(災害時要援護者の避難支援ガイドラインの作成)等の危機管理対策や今後の安全、安心のまちづくり、早期の射水市防災計画の策定、予防・防災体制並びに自主防災組織の整備充実について、新湊消防署建設と防災センターの併設について、街灯と青色防犯灯の設置とその維持管理、負担について、学校教育環境での学校5日制による授業時間の確保(二学期制、夏休み短縮等)、放課後教室、通学区域の線引き見直し、不登校問題、学校統廃合、校舎耐震調査、耐震改造工事等について、平和都市宣言について、射水ブランド化推進事業について等など活発に議論されました。

V 可決された議案

議案第101号 平成18年度射水市一般会計補正予算(第2号)
 これは、歳入、歳出を8億5,549千円を増額補正し、その合計総額348億93,345千円にするもの。

議案第102号から108号 平成18年度射水市各特別会計補正予算
 これは、各特別会計の合計歳入、歳出を6億1,954千円を増額補正し、その合計総額377億72,635千円にするもの。
※ 一般会計と各特別会計の歳入・歳出総合計予算は、726億65,980千円

議案第109号 射水市国民健康保険条例の一部改正について
 これは、健康保険法等の一部を改正する法律公布、本年10月1日に施行されるので、本市条例も所要の改正をするもの。
1.改正内容
(1)70歳以上の者で一定以上の所得があるものの療養の給付に係わる一部負担金の割合を2割から3割に改めるもの。
(2)出産育児一時金の額を、30万円から35万円に改めるもの。
2.施行期日
(1)平成18年10月1日

議案第116号 字の区域の新設について
 これは、射水市鏡宮土地区画整理事業が完成し、その事業に伴う換地処分のため、字の区域を新設するもので、鏡宮弥生1丁目、2丁目となりました。
射水市鏡宮弥生1丁目 131筆数 35,532.98u(101区画、1区画平均76坪)
射水市鏡宮弥生2丁目 137筆数 33,132.33u(98区画、1区画平均78坪) 施行期日 換地処分の公告があった日の翌日 (※ 坪単価約13万円前後とのこと)

議案119号 動産の取得について
 これは、消防ポンプ自動車(CD−I型)2台 17,430,000円(消費税込み)
日本機械工業株式会社製 納期平成18年12月25日で購入契約を締結したいので議会の議決を求めるもの。 ※新湊分団、放生津分団に配備予定。

議案120号 射水市立浅井公民館新築建築主体工事請負契約について
 これは、建築主体工事(鉄骨造り2階建延べ床面積838.66u)の請負業者射水建設興業株式会社と161,700,000円(消費税込み)、納期は契約締結日から平成19年3月26日として請負契約を締結したいので議会の議決を求めるもの。

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